紙は包材の6割

包装で紙は包材の王様と呼べると思います。紙は包材使用量の6割を締めています。紙は木材パルプを叩いて柔らかくしてから水に分散させます。それから抄紙機で、漉いて繊維を縦横に均一に備えたものとなります。

そうやってできた紙は繊維が水素結合しています。だから水に浸しても簡単に分離しないのです。120g/m2程度が紙と板紙の境界とされているそうです。包材の出荷金額で考えますと、紙、板紙では全体の40%強を占めます。内訳として紙が22%、板紙が76%強です。

その他のパルプモードが2%を占めています。出荷量は、紙、板紙が62%を占めていて、紙、板紙は包材の中で主要なものとなっています。段ボールはその中でも圧倒的に多く、紙器や包装紙がそれに続きます。紙というのは昔からわたしたちの生活の中で身近なものです。

そして包材として最良のものだと言えます。剛性があって立体化でき、積み重ねができるということで、陳列効果にとても優れています。内部に空気を含むため、緩衝性や断熱性があります。オーブン加熱から冷凍条件まで使用できます。印刷や貼り合わせなどの加工適正があります。美しいものが作れます。軽くて安価であり、紙袋など持ち運びがしやすいといえます。

基本が生分解性であるので、3Rに適しています。空気を通します。これは呼吸する青果物に適しているといえます。水に弱い欠点は合成樹脂を積層して解決できます。他の素材との接合ができます。

これにより機能性紙に変えることができます。包装に使用される紙、板紙のうち、耐水性をもたせるためにプラスチックなどと複合した加工紙が多くを占めています。今後はさらに加工紙が多くなると言われています。

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