液体輸送の包装の場合、大袋は何重か重ねて組み合わせたものです。フィルムの間には空気が介在していて、緩衝効果もあります。ガス遮断フィルムを中間に入れると酸素遮断ができます。使用するときは、液の自重で、酸素が追い出されますので、酸化防止ができます。廃棄するときは、減容化してサーマルリサイクルができます。現在は、段ボール箱を使ったパックインボックス、木箱を使ったBIコンテナ、ドラム缶を使ったBIドラムがあります。成型容器というのは、ポリエチレンなどのプラスチック単体のためガス遮断性に劣ります。使用中は、酸素が中に入るため内容物の酸化が心配されます。在庫面積もやや多いものの、簡便性があるといえます。業務用の液体食品の場合は、無菌包装ができるものでなければいけません。外装は剛性の通い容器で、内装のポリ容器は減容化して燃料として用います。