医薬品も日用品と同じく用途や形状などに合わせて様々な包装が施されていますが、特に重要なのは薬事法により表示項目が決められていることが挙げられます。内容物の薬品を使いやすく、安全に使用でき、間違えることのないような工夫も必要です。例えば、処方される錠剤やカプセル剤はPTP包装と呼ばれる包装が施されていることが多く、アルミ箔側には薬品名が印字され間違えにくくしたり、アルミ箔とプラスチックシートにより酸素や水分による劣化・化学変化を防ぐことで安全に保管することができます。また、一度取り出してしまうと元に戻すことが出来ませんが、これも薬事法による取り決めで「医薬品の製造販売業者は、医薬品の製造販売をするときは、厚生労働省令で定めるところにより、医薬品を収めた容器又は被包に封を施さなければならない。」とされている項目を満たすための包装です。