多量の液体や固液食品向けに行われる大型の業務用包装は、ボックスやコンテナ、ドラムといった外装に「無菌充填包装」された注出入口付きプラスチックバックの内装という組み合わせが一般的です。外装がボックスであればBIB(バックインボックス)、コンテナではBIC(バックインコンテナ)、ドラムタイプになるとBID(バックインドラム)とそれぞれ呼称が変わってきます。このような大型容器の殺菌には透過力の優れたガンマー線を使うことが多く、殺菌された容器に加熱殺菌処理された液体などをクリーンルームで「無菌充填包装」されています。無菌充填包装は徹底した管理のもと行われる包装であり、酸素や微生物といった品質劣化を招く原因を絶つことではじめて常温下での長期保存が可能となります。